佐々木崇ピアノ教室
元東京芸術大学非常勤講師・川越市在住の現役ピアニストが
本格的な指導を行う個人レッスン形式のピアノ教室です。
LESSON
質の高いピアノ指導のために
佐々木崇ピアノ教室では、ピアノを弾けるようになることを目的としているのは言うまでもないことですが、一番の目的はクラシック音楽の素晴らしさを実感できるようになり味わいながらピアノを演奏できるようになることです。
クラシック音楽というのは形式や音の響きが作曲家によって一つ一つ緻密なまでに考え抜かれ、昇華した最も美しい芸術作品のひとつです。
ピアノは鍵盤を押せば誰でも簡単に音が出るという楽器の性質上、楽譜が読めて弾ければ誰でも指導することが出来てしまう気軽さがありますが、本来は他の楽器と同じように美しい響きを出すための奏法や、その先にある作品研究などに踏み込んで教えることが、質の高いピアノ指導のために最も大切であると考えます。
私自身、東京藝術大学非常勤講師として、あるいはピアニストとして演奏活動をしてきて、正直、もっと早い段階でそうした合理的奏法や作品研究の事を知っていたなら、という思いがあります。
ピアノ教室で次の世代の子供たちに教える立場となった今、自分が苦労した経験から、その子にとって何が問題なのかを様々な視点から捉えることができ、また今までの演奏活動や講師としての経験がレッスンにおいても確実に活かされていると感じます。
私のピアノ教室に在籍している生徒が生涯を通じて、「音楽を味わうことが人生の豊かさとなり心の拠り所となる」ことを目指してレッスンをしています。
特徴・コンセプト
● ロシアピアニズムを基にした合理的奏法
ロシアピアニズムとは一音における響きの美しさ、そして豊かな音色、さらには高難度の楽曲を弾きこなすための合理的な奏法です。私は大学時代にこの奏法と出会い、この奏法に変えることがなければ決して難しい曲を弾きこなすことはできなかったでしょう。
● 元東京藝術大学ピアノ科非常勤講師が教える本格的な指導
藝大では音楽表現はもちろんのこと、楽譜の正しい読み方が要求されます。このお堅い感じは敬遠されがちですが、実はこうしたアカデミックな基礎はクラシック音楽を理解し表現する上で最も重要な要素となります。楽譜を深く読むことで楽譜に基づく音楽表現を目指し、その上でそれぞれの個性の演奏を形成していきます。
● 2台のピアノを使用して実演形式で教えるレッスンが可能
・2台のピアノを使用して実演形式で教えるレッスンが可能
楽器の理想的な響きというものは耳で聴いて覚えていくものです。私自身音の響きの勉強は先生の弾いてくれた音から学び取ることは非常に多かったです。百聞は一聴にしかず。その意味で、2台のピアノを使用したレッスンは大変貴重です。
生徒
川越市および川越市近郊の小・中学生から、音高・音大受験、音大生、コンクール、趣味での音楽を楽しみたい方などに幅広く対応。レヴェルに応じた教材選びをして幅広く学んでいきます。
これまでに川越市周辺だけでなく、首都圏、埼玉県外からも優秀な生徒が数多くお越し頂いております。
小学生低学年~
初級の方には音楽の親しみを持ってもらえるギロックなどの小品や、トンプソンなどの基礎教材をフレキシブルに用いてアカデミックな楽譜の読み方を学んでいきます。ペダルが使えるようになってからはショパンの小品などに取り組み、譜読み次第でバッハのインヴェンションやソナチネなどから対位法、そして形式というものを少しずつ身に付けていきます。また、この時期は手がまだ発達段階ですので、どの作品においても自然なピアノ奏法を通じて美しい音を目指していきます。
小学校高学年~
音楽形式の基礎、つまり「まとまりのある音楽を表現する上での説得性」を学ぶ上で古典派のソナタは大変重要です。コンパクトにまとまったハイドンやモーツァルトのソナタ、そしてベートーヴェンのソナタなどを取り上げ、それを基に近現代の作品など形式に囚われない音楽表現の幅も広げていきます。奏法に関してはテクニカルな技術が必要となってくる時期ですので、様々な楽曲からテクニックを学んでいきます。
中学生~
中学に入ると手も大きくなってくるので選曲の幅が広がります。古典作品に加えてロマン派の作品を取り上げる機会が多くなります。精神的にも大きく成長していく時期なので内容のある曲を特に選んで取り組めるようにしていきます。
音高・音大受験
これまでに指導した生徒が東京藝術大学、国立音楽大学、東京音楽大学など主要な音大に合格・進学しています。しかしながら音高や音大に入ることは通過点に過ぎません。入学後も音楽を追求し続けていけるように成長させていきます。
大学生~
大学では一生かけて取り組んでいけるような内容のある曲に取り組んでいきます。30分クラスの大曲や協奏曲などの高度なテクニックと表現力が要求される曲に取り組む機会もあります。
コンクール
演奏というのは本番を乗り越えることで、自分でも知らない能力が開花することがあります。コンクールに限らず発表会などの人前で弾くという機会を得て、緊張することで初めて潜在能力を覚醒できると考えるからです。そうした緊張することを意識した本番までの練習や心の準備も勉強になりますし、コンクールならではの対策というものもあります。目標のひとつとして上手く利用することはお薦めしています。ただ弊害もあり、そうした外堀を埋めることよりもじっくりと音楽作品と向き合って勉強することも大切です。
趣味で音楽を楽しむ方
大人になってからピアノ演奏を楽しむ方も多くいます。そうした方は皆さん音楽を楽しみながら勉強しています。ピアノの奏法を丁寧に教えながら、より弾きやすく、自分の思った表現が出来るようにお手伝いをしています。
※未就学児、全くの初めてという方はご相談ください。
入門コース(譜読み、リトミックなど)の指導者をご紹介致します。
また入門コースを経た後、私のレッスンに移行していただくことも可能です。
● 令和6年度新規生徒募集中
現在、随時受け付けております。
レッスンコース、曜日・時間帯についてはお問い合わせください。
レッスン料
- <小学2年まで> 初級基礎コース
- 月3回 30分 9,000円
- <小学2年〜小学生6年>
-
月3回 30分 12,000円
月3回 45分 15,000円
月3回 60分 17,000円
- <中学生〜>
-
月3回 45分 17,000円
月3回 60分 20,000円
- <高校、大学〜>
- 月3回 60分 25,000円
- <ワンレッスン>
-
一回 60分 10,000円
一回 90分 15,000円
- <趣味の大人のコース(音大出身者除く)> ワンレッスン
-
一回 60分 7,000円
- 体験レッスン
-
体験レッスンを5,000円で行っております。
まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
アクセス
埼玉県川越市
東武東上線新河岸駅より 徒歩10分
駐車場あり
ピアノ奏法でお悩みのかたへ
レッスンにおいては、体をどのように使えばいいか具体的な説明が必要です。柔らかい音をだして!や、そこをもっと美しく!といった注意はまさに言うは易しです。では、どうしたらそうした音が出せるのか、その方法を示し、なぜそうなのかを説明し実践していくのが教師の役目です。そして奏法において矛盾があってはいけないのです。理解していただくためにレッスンでは分かりやすい例えや、実践を行っています。
最も大切なこと
音楽の素晴らしさを感じられる感受性を育てるということです。生徒すべてが音楽の道を志すわけではありませんし、その道に進まない方が多いでしょう。しかし、音楽を学び、感じ、味わうことができることは一生の宝となり、その人生を確実に豊かなものにします。
なによりも芸術を味わえるということは人生においてこの上もなく素晴らしいことです。そしてそれが自分の弾くピアノで味わうことができるとしたらこれ以上の喜びはないと思います。
生徒からの声(正田 彩音)
私は3歳からピアノを始め、その頃からコンクールも受け始めていたため、練習もそれなりに多く頑張っていましたが、小学校の高学年になると、練習量の割には指が速く回らない、豊かな音が出ない等、その方法や内容に疑問を持ち始めました。
又賞を取るための練習は、言われた通り強弱をつけ、機械的に正確にキーボードを叩くというような無機質な感覚に陥り、次第にピアノへの興味が半減していくのを感じた時期でもありました。
そんな折、佐々木先生と出会い、ロシアピアニズムの勉強をさせて頂くことになりました。
先生の演奏を初めて聴いたのは、チャイコフスキー/プレトニョフ編曲の『スリーピングビューティ』でしたが、それは今までに聴いたことのない壮大な音楽だったのを鮮明に覚えています。
室内だったのにも関わらず、弾き放たれた其々の音が遥か遠くへ飛んで行き、輝く音や、柔らかい音を自在に操っているようでした。一方弾いている姿勢は殆ど変らず涼しげで、まだ何時間も弾いていられるという余裕が感じられました。
先生の教えを受け一番変わったことは、鍵盤を一音一音正確に一律に押すという作業から、パレット上に色々な絵具を出すように、自分の音色を創り出していくという根本的な音色に対する考え方です。
練習は常に音色をイメージしながら耳を使って行うので、量より質重視の方法に変わり、よりこだわりを持って音に接するようになりました。
そのお陰で楽曲に対するイメージも広がり、以前よりずっとピアノを弾くことが楽しくなり、又音色の種類により音楽も無限に変化するのだということを実感しています。
現在私は、指導の傍ら演奏活動もしておりますが、生徒への伝え方、又自分の音楽の方向性で迷った時は必ず先生にアドバイスを頂き、それを解決するようにしています。
(正田 彩音)
東京音楽大学ピアノ演奏家コースに4年間特別特待奨学生として在籍し、2020年に同大学を卒業。これまでにロシア音楽国際(米)、エピナル国際(仏)、ABC新人音楽賞、ヴァルセシア国際(伊)、マウロ・パオロ・モノポリ国際(伊)、ラフマニノフ国際JAPAN等、数々の国内外のコンクールで優勝、入賞を果たす。
現在、森音楽事務所に所属。
生徒からの声(後藤 雄也)
私が佐々木先生のもとへ通うようになったのは中学3年生の時でした。
東京藝大の受験を決め、藝大に関して全くの無知だった私の為に、当時師事していた地元の先生が紹介して下さったのがきっかけでした。
佐々木先生は、“音の良い響き・質”と、“音色の幅の大切さ”を教えて下さいました。音の質や響きが悪いと、音楽自体が汚くなり、音色の幅がないと、平坦で曲の魅力を十分に伝えられない演奏になってしまいます。
私の演奏は、「音の質が固い」「音色の変化があまり感じられない」等たくさんの課題があり、どうしたら改善できるのかを中々掴めず、苦しみました。
そんな時先生は、目の前で実演や、音色をイメージしやすいように具体的な言葉を用いて、様々な手法で教えてくださいました。
その甲斐あって、少しずつ課題が改善され、質の良い音が出せるようになり、音色も増えていきました。
そして、音楽の表現の幅が広がり、今までより深く曲へのアプローチが出来るようになり、音楽・曲の奥深さ、魅力に触れることも出来るようになりました。
そのお陰で無事藝大に合格することができました。
私が成長できたのは、先生のご指導があったからだと思います。
感謝しかありません。ありがとうございました。
(後藤 雄也)
東京芸術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻1年在学中
生徒からの声(関口 桃子)
私は中学2年生の頃から佐々木先生にレッスンをしていただいています。
習い始めの時はまだブルグミュラー程度の曲がやっと弾けるくらいで技術もあまり身についていませんでした。それでも佐々木先生は手の仕組みやそれによる弾き方、音の響かせ方などを丁寧に教えてくださいました。自分の弾く音をよく聴いて響きを研究し、音楽を自分で作っていくことの難しさと大事さを改めて実感しました。
最初はなかなか感覚が掴めず、悩むこともしばしばありましたが、自分の演奏を友達に「音が綺麗だね」と褒めてもらえた時はとても嬉しかったです。今では、響きをよく聴き、自分の音楽を表現することの楽しさも実感するようになりました。
習い始めは全然弾けなかった私が、志望していた高校の音楽科という芸術学科に進学することができ、音楽大学にも進学することができました。これは佐々木先生の熱心なご指導の賜物です。佐々木先生には感謝の気持ちでいっぱいです。
(関口 桃子)
大宮光陵高校卒業後、現在国立音楽大学演奏創作学科鍵盤楽器専修卒業。
生徒からの声(粟根 祐人)
ちょうどラフマニノフの2番コンチェルトを勉強していた頃に奏法に思い悩むことがありました。自分の思い描いた音楽を表現するための無理のないテクニックがほかにあるのではないかと。
インターネットでいろいろ調べるうちにロシア奏法や佐々木先生のホームページにたどりつき、思い切ってレッスンのお願いをしました。冒頭部分の見本を弾いてくださったのですが、響きを混ぜながら、壮大な鐘の音の連なりを描く演奏に感動したのを今でも覚えています。
レッスンではテクニック面のコツも教えてくださいますが、何よりも音の響きを聴き分けることの大切さを強く感じています。先生の弾いてくださる音をよく聴き分けながら、どういった響きを求めているのか一音一音追求していく作業からは、新しい音楽の「聴き方」を教わりました。
(粟根 祐人)
埼玉県立大宮光陵高等学校音楽科、東京音楽大学ピアノ演奏家コース、同大学院鍵盤楽器研究領域(ピアノ)修了。在学中、同大学特待生として奨学金を得るほか、ティーチングアシスタントを務める。
ピアノ講師からのワンポイント アドバイス
● ピアニストの譜読みの仕方【譜読みが苦手という方必見?!】
〜ピアニスト佐々木崇 公式 YouTube チャンネルより〜